こころを感じる看護師に
仁愛の精神を基盤に学生の能力を尊重し、国際的視野をもった豊かな人間性を培い、時代の変化に対応でき、看護の発展に貢献できる有能な人材を育成する。
豊かな人間性を養い、看護実践能力を修得し、専門職業人として広く社会に貢献できる看護師を育成する。
教育課程は、教育目標・看護実践能力の基礎の修得を目指して基礎分野、専門基礎分野、専門分野に分かれ、103単位で構成しています。
「科学的思考の基盤」は、対象と人間関係を築くコミュニケーション能力や科学的思考力を高め、主体的な判断力と行動力を養うためにあります。そして学生の人間的な成長と社会性を確立し、国際化・情報化へ対応できる能力を育成することをねらいとした「人間と生活、社会の理解」に関する科目を設定しています。
「人体の構造と機能」では、人体を系統的に構造と機能を関連させて理解する科目設定をし、その知識をもとに、「疾病の成り立ちと回復の促進」では、疾病の成り立ちを理解し、観察力・判断力を強化するための科目を設定しています。
また、「健康支援と社会保障制度」では、人々の社会資源活用におけるサービスや保健医療福祉チームの中で関係機関や多職種と調整が行える能力を養うための科目を設定しています。
専門分野は「基礎看護学」「地域・在宅看護論」「成人看護学」「老年看護学」「小児看護学」「母性看護学」「精神看護学」「看護の統合と実践」から成ります。
看護実践に必要な知識・技術・態度を段階的に獲得するため、関連する内容は講義科目・臨地実習科目で構成しています。
教育内容 | 授業科目 | 配当年次 | 単位 | 時間 | |
基 礎 分 野 |
科学的思考 の基盤 |
生物の構造と代謝 | 1 | 1 | 30 |
情報科学 | 1 | 2 | 30 | ||
倫理学 | 2 | 1 | 30 | ||
教育学 | 2 | 1 | 30 | ||
論理学 | 2 | 1 | 30 | ||
人間と生活 | 行動科学 | 1 | 1 | 15 | |
社会の理解 | 地域文化と暮らし | 1 | 1 | 15 | |
人間と社会 | 1 | 1 | 30 | ||
人間関係論 | 2 | 1 | 15 | ||
健康と運動学 | 1 | 2 | 45 | ||
英語Ⅰ | 1 | 1 | 30 | ||
英語Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
小 計 | 14 | 330 | |||
専門基礎分野 | 人体の構造 と機能 |
人体の構造と機能Ⅰ | 1 | 1 | 30 |
人体の構造と機能Ⅱ | 1 | 1 | 30 | ||
栄養学 | 1 | 1 | 30 | ||
疾病の成り 立ちと回復 の促進 |
微生物学 | 1 | 1 | 15 | |
臨床検査 | 1 | 1 | 15 | ||
薬理学 | 2 | 1 | 30 | ||
治療論 | 2 | 1 | 30 | ||
病態学総論 | 1 | 1 | 30 | ||
病態学各論Ⅰ | 1 | 1 | 30 | ||
病態学各論Ⅱ | 1 | 1 | 30 | ||
病態学各論Ⅲ | 1 | 1 | 30 | ||
病態学各論Ⅳ | 1 | 1 | 30 | ||
病態学各論Ⅴ | 1 | 1 | 30 | ||
病態学各論Ⅵ | 1 | 1 | 30 | ||
リハビリテーション医学 | 1 | 1 | 15 | ||
病態と看護発展演習 | 2 | 1 | 15 | ||
健康支援と 社会保障制度 |
公衆衛生学 | 2 | 1 | 15 | |
公衆衛生看護学 | 2 | 1 | 15 | ||
総合医療論 | 1 | 1 | 15 | ||
社会福祉論 | 2 | 2 | 30 | ||
看護と法学 | 2 | 1 | 30 | ||
小 計 | 22 | 525 |
教育内容 | 授業科目 | 配当年次 | 単位 | 時間 | |
専 門 分 野 |
基礎看護学 | 基礎看護学概論 | 1 | 1 | 30 |
基礎看護学Ⅰ | 1 | 1 | 30 | ||
基礎看護学Ⅱ | 1 | 1 | 30 | ||
基礎看護学Ⅲ | 1 | 1 | 30 | ||
基礎看護学Ⅳ | 1 | 1 | 30 | ||
基礎看護学Ⅴ | 1 | 1 | 30 | ||
基礎看護学Ⅵ | 1 | 1 | 30 | ||
基礎看護学Ⅶ | 1 | 1 | 15 | ||
基礎看護学Ⅷ | 1 | 1 | 30 | ||
基礎看護学Ⅸ | 1 | 1 | 15 | ||
看護研究 | 3 | 2 | 45 | ||
小 計 | 12 | 315 |
教育内容 | 授業科目 | 配当年次 | 単位 | 時間 | |
専門分野 | 地域・ 在宅看護論 |
地域・在宅看護概論Ⅰ | 1 | 1 | 15 |
地域・在宅看護概論Ⅱ | 2 | 1 | 15 | ||
地域・在宅看護方法論Ⅰ | 2 | 1 | 30 | ||
地域・在宅看護方法論Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
地域・在宅看護方法論Ⅲ | 2 | 1 | 15 | ||
地域・在宅看護方法論Ⅳ | 3 | 1 | 15 | ||
成人看護学 | 成人看護学概論 | 1 | 1 | 30 | |
成人看護学方法論Ⅰ | 1 | 1 | 30 | ||
成人看護学方法論Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
成人看護学方法論Ⅲ | 2 | 1 | 30 | ||
成人看護学方法論Ⅳ | 2 | 1 | 15 | ||
成人看護学方法論Ⅴ | 2 | 1 | 15 | ||
老年看護学 | 老年看護学概論 | 1 | 1 | 30 | |
老年看護学方法論Ⅰ | 1 | 1 | 30 | ||
老年看護学方法論Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
老年看護学方法論Ⅲ | 2 | 1 | 15 | ||
小児看護学 | 小児看護学概論 | 2 | 1 | 30 | |
小児看護学方法論Ⅰ | 2 | 1 | 30 | ||
小児看護学方法論Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
小児看護学方法論Ⅲ | 2 | 1 | 15 | ||
母性看護学 | 母性看護学概論 | 1 | 1 | 30 | |
母性看護学方法論Ⅰ | 2 | 1 | 30 | ||
母性看護学方法論Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
母性看護学方法論Ⅲ | 2 | 1 | 15 | ||
精神看護学 | 精神看護学概論 | 2 | 1 | 30 | |
精神看護学方法論Ⅰ | 2 | 1 | 30 | ||
精神看護学方法論Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
精神看護学方法論Ⅲ | 2 | 1 | 15 | ||
看護の統合と 実践 |
実践看護学特論 | 2 | 1 | 30 | |
実践看護学方法論Ⅰ | 1 | 1 | 30 | ||
実践看護学方法論Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
実践看護学方法論Ⅲ | 3 | 1 | 30 | ||
小 計 | 32 | 810 |
臨地実習 | 基礎看護学実習Ⅰ | 1 | 1 | 45 | |
基礎看護学実習Ⅱ | 2 | 2 | 90 | ||
地域・在宅看護論実習Ⅰ | 1 | 1 | 30 | ||
地域・在宅看護論実習Ⅱ | 2 | 1 | 30 | ||
地域・在宅看護論実習Ⅲ | 3 | 2 | 90 | ||
地域・在宅看護論実習Ⅳ | 3 | 2 | 90 | ||
成人看護学実習 | 3 | 2 | 90 | ||
成人・老年看護学実習 | 2 | 2 | 90 | ||
老年看護学実習 | 3 | 2 | 90 | ||
小児看護学実習 | 3 | 2 | 90 | ||
母性看護学実習 | 3 | 2 | 90 | ||
精神看護学実習 | 3 | 2 | 90 | ||
看護統合実習 | 3 | 2 | 90 | ||
小 計 | 23 | 1005 | |||
総 計 | 103 | 2985 |
授業科目 | 授業科目の ねらい |
教授内容 | |||
基 礎 分 野 |
科 学 的 思 考 の 基 盤 |
生物の構造と代謝 1単位(30) |
1年 | •細胞レベルから遺伝のしくみについて基礎的な知識を学習し、生物としての人間を理解する。 •栄養素の消化、吸収、代謝について理解し、人間にとっての代謝と栄養素学的意義について理解する。 |
•細胞•遺伝 •発生のしくみと生殖 •複写と転写 •物質代謝とエネルギー |
情報科学 2単位(30) |
1年 | •コンピュータの基本的な操作を習得する。 •情報社会において看護情報の収集と整理、活用方法、調査研究に必要な基礎的知識を理解する。 •医療•看護における情報リテラシーを学ぶ。 |
•医療における情報 •ワードとエクセル •情報リテラシー•ICT活用 |
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倫理学 1単位(30) |
2年 | •医療の現場で必要となる倫理原則や価値観について学び、専門職業人としての判断能力を養う。 •生命の尊厳をめぐる諸問題について考える。 |
•倫理学の意義 •生命倫理 •社会における倫理的課題 |
||
教育学 1単位(30) |
2年 | •教育の本質と重要性、生涯学習の必要性を理解する。 •人間と人間の関わりの中で行われる教育と看護の共通性を理解し、看護に応用できる指導、教育の基礎を学ぶ。 |
•教育学の意義•生涯学習 •人間の成長と教育 •社会と教育•教育理論 |
||
論理学 1単位(30) |
2年 | •論理的な文章の形式と方法を学び、自己の考えを表現するための論理的思考と文章表現の方法を理解し実践する。 |
•論理的思考 •論理的表現 |
||
人 間 と 生 活 社 会 の 理 解 |
行動科学 1単位(15) |
1年 | •心理学的視点から、人間の心の働きを知り、自己理解•人間理解の基礎知識を学ぶ。 •人間の成長と発達と心理 |
•人間の発達と心理、行動 •臨床心理学 |
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地域文化と暮らし 1単位(15) |
1年 | •奈良や大和郡山市の歴史•文化を知る。 •地域での文化•産業•生活活動について学ぶ。 |
•歴史と文化 •歴史めぐり •産業と生活 •藍染め |
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人間と社会 1単位(30) |
1年 | •社会関係•社会構造•社会集団について理解する。 •社会的存在で、地域社会の一員でもある人間を理解する。 |
•人間と社会の理解 •地域社会•家族•個人 •社会問題と政策 |
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人間関係論 1単位(15) |
2年 | •自己理解と他者理解 •地域社会•組織、家族、個人の人間関係 •対人関係の理論と技法 |
•対人関係と役割 •集団と個人、家族 •コーチングとアサーティブコミュニケーション •カウンセリング技法 |
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健康と運動学 2単位(45) |
1年 | •身体活動を通し、自らの健康意識を高め、体力を養う。 •スポーツ活動に必要な知識•技術を修得し、健康維持増進を図るために、計画•実施ができる能力を養う。 •運動実技を通して、心身をリフレッシュし協調性を養う。 |
•運動の意義 •有酸素運動の活用 •レクリェーション活動 •レジスタンストレーニング •軽スポーツ |
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英語Ⅰ 1単位(30) |
1年 | •看護業務を主とした英会話及び医学•看護用語を理解する。 •看護英語文献や医学用語の読解能力の育成を目指す。 |
•医学英語 •英語の文献抄読 |
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英語Ⅱ 1単位(30) |
2年 | •国際化社会に適応するコミュニケーション手段としての語学力を高める。 •異文化理解を深めることで、国際的感覚を養う。 |
•コミュニケーション •異文化理解 |
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専 門 基 礎 分 野 |
人 体 の 構 造 と 機 能 |
人体の構造と機能Ⅰ 1単位(30) |
1年 | •人体の構造と機能を解剖学的、生理学的に理解し、看護に必要な知識を学ぶ。 |
•細胞、遺伝子、ホメオスタシス •消化、呼吸の構造と機能 •循環、結合組織の構造と機能 |
人体の構造と機能Ⅱ 1単位(30) |
1年 | •人体の構造と機能を解剖学的、生理学的に理解し、看護に必要な知識を学ぶ。 |
•腎臓、泌尿器の構造と機能 •神経系の構造と機能 •内分泌、生殖系の構造と機能 |
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栄養学 1単位(30) |
1年 | •人間にとっての栄養の意義と各栄養素の働きについて理解し、バランスの良い食事療法について学ぶ。 •病人食の種類と形態、食品選択について学び、疾患別の |
•栄養の意義 •栄養素とその働き •ライフステージと健康教育 •治療食とNST |
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微生物学 1単位(15) |
1年 | •感染症の原因となる病原微生物の基礎的知識を学ぶ。 •微生物の特徴と生体に及ぼす影響を理解し、疾病の予防について学ぶ。 |
•微生物の特徴 •感染症と免疫 •消毒と滅菌 |
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疾 病 の 成 り 立 ち と 回 復 の 促 進 |
臨床検査 1単位(15) |
1年 | •臨床検査の意義が理解できる。 •検査値を理解し病態と関連付けることができる。 |
•検査の種類 •検査における注意事項 •検査値のアセスメント |
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薬理学 1単位(30) |
2年 | •薬理作用に基づき、主な薬物の特徴、作用機序、人体への影響の基礎知識について学ぶ。 •薬物の効果と作用、性質と管理法についての基礎を学ぶ。 |
•薬理作用の基礎 •疾患別薬理作用 •薬物の管理 |
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治療論 1単位(30) |
2年 | •手術療法と麻酔の基礎的知識を理解する。 •低侵襲治療法の種類•治療法を理解する。 •放射線療法の基礎的知識を理解する。 •化学療法の基礎的知識を理解する。 |
•手術療法の意義 •麻酔の基礎的知識 •放射線療法の意義と種類 •放射線療法の実際 •化学療法の基礎的知識 •低侵襲治療の種類 |
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病態学総論 1単位(30) |
1年 | •疾病の原因や成り立ちを理解し、病態発生機序を知る。 •系統別疾患を理解する上で必要な共通の病態を学ぶ。 •疾患の病理学的診断基準を知る。 |
•病因論と病気の分類 •腫瘍、炎症、免疫 •臓器別疾患の発生機序 •病理学的診断 |
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病態学各論Ⅰ 1単位(30) |
1年 | •呼吸器疾患の病態•診断•治療を理解する。 •血液疾患の病態•診断•治療を理解する。 •内分泌疾患の病態•診断•治療を理解する。 |
•呼吸器疾患の病態と治療 •血液疾患の病態と治療 •内分泌疾患の病態と治療 |
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病態学各論Ⅱ 1単位(30) |
1年 | •循環器疾患の病態•診断•治療を理解する。 •腎•泌尿器疾患の病態•診断•治療を理解する。 |
•循環器疾患の病態と治療 •腎泌尿器疾患の病態と治療 |
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病態学各論Ⅲ 1単位(30) |
1年 | •消化器疾患の病態•診断•治療を理解する。 •アレルギー•感染症疾患の病態•診断•治療を理解する。 |
•消化器疾患の病態と治療 •アレルギー•感染症疾患の病態と治療 |
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病態学各論Ⅳ 1単位(30) |
1年 | •運動器疾患の病態•診断•治療を理解する。 •脳神経疾患の病態•診断•治療を理解する。 |
•運動器疾患の病態と治療 •脳神経疾患の病態と治療 |
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病態学各論Ⅴ 1単位(30) |
1年 | •耳鼻咽喉疾患の病態•診断•治療を理解する。 •皮膚疾患の病態•診断•治療を理解する。 |
•耳鼻咽喉疾患の病態と治療 •皮膚疾患の病態と治療 |
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病態学各論Ⅵ 1単位(30) |
1年 | •眼科疾患の病態•診断•治療を理解する。 •歯、口腔外科疾患の病態•診断•治療を理解する。 |
•眼科疾患の病態と治療 •歯、口腔外科疾患の病態と治療 |
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リハビリテーション医学 1単位(15) |
1年 | •リハビリテーションの概念と技術を理解する。 |
•リハビリテーションの概念 •理学療法 •言語療法と作業療法 |
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病態と看護発展演習 1単位(15) |
2年 | •観察力•判断力の基礎となる知識を統合し、対象理解を深める。 •看護実践の基盤となる臨床判断能力を育成する。 |
•病態学演習 •臨床判断向上演習 |
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専 門 基 礎 分 野 |
健 康 支 援 と 社 会 保 障 制 度 |
公衆衛生学 1単位(15) |
2年 | •公衆衛生に関する統計情報、組織的な保健活動を理解する。 •人間が健康な生活を維持するための諸条件と公衆衛生の動向を学ぶ。 •疾病予防と保健行動 |
•公衆衛生の理念と疫学 •公衆衛生の動向 •地域の健康課題と保健行動 •予防医学 |
公衆衛生看護学 1単位(15) |
2年 | •公衆衛生看護•地域看護の概念を理解する。 •地域看護活動の流れと地域住民への保健医療福祉活動を理解する。 •あらゆるライフステージにおける保健活動を理解する。 •あらゆる健康レベルにおける保健活動を理解する。 •諸外国の保健と看護活動を理解する。 |
•公衆衛生看護活動の対象と場 •保健医療福祉活動の実際 •学校保健と産業保健 •地域アセスメント |
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総合医療論 1単位 (15) |
1年 | •医学の理念と歴史を学び、現在の医療システムを理解する。 •多職種の業務を知り、地域包括ケアシステムにおける連携を理解する。 •21世紀の望ましい看護のありかたを理解する。 •疾病予防 |
•医学の歩みと展望 •現代医療の問題 •多職種の役割と連携の実際 |
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社会福祉論 2単位(30) |
2年 | •社会福祉の理念と歴史を学び、現行制度とサービスを知る。 •社会における望ましい保健医療福祉のあり方を考える。 |
•社会福祉と法律 •社会福祉の現状と課題 •保健医療福祉の事例演習 •多職種連携演習 |
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看護と法学 1単位(30) |
2年 | •社会における法の意義と法体系について理解し、看護領域に関係の深い医療、衛生法規について学ぶ。 •看護職に必要な法令について理解し、法的責任を自覚するとともに、対象に必要な法の活用方法を学ぶ。 |
•法律の意義 •医療従事者に関する法律 •母子に関する法律 •高齢者、障害者に関する法律 •労働に関する法律 |
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専 門 分 野 |
基 礎 看 護 学 |
基礎看護学概論 1単位(30) |
1年 | •人間を統合的にとらえ、看護の対象を理解する。 •看護活動の本質を学び、役割と機能を理解する。 •健康の保持•増進のための看護実践の基礎を理解する。 •看護の変遷や理論を知り、看護の発展と展望を理解する。 •生命倫理•職業倫理を学び、専門職の責務を理解する。 •保健医療福祉活動における看護の役割、法的責任を理解する。 •看護実践能力の基礎が理解できる。 |
•看護の本質、看護の役割と機能 •看護歴史 •看護倫理 •健康に影響を及ぼす因子 •看護理論 •看護制度と法律 •医療安全 •看護実践能力とは |
基礎看護学Ⅰ 1単位(30) 看護援助の基本 |
1年 | •技術とは、看護行為とはについて理解する。 •看護におけるコミュニケーションの意義を理解し、効果的なコミュニケーションのための基礎的な知識と技術を学ぶ。 •感染防止の意義を理解し、その基礎的な知識と技術を学ぶ。 •看護における学習支援の意義を理解し、基礎的な知識と技術を学ぶ。 |
•看護技術、看護行為、看護実践 •コミュニケーション •無菌操作 •学習支援 |
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基礎看護学Ⅱ 1単位(30) 対象把握 |
1年 | •フィジカルアセスメントの意義を理解し、基本的な知識と技術を学ぶ。 |
•フィジカルアセスメント技術 •バイタルサイン測定 |
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基礎看護学Ⅲ 1単位(30) 科学的思考のプロセス |
1年 | •記録•報告の意義を理解し、その基礎的な知識を学ぶ。 •看護過程の意義を理解し、その基礎的な知識と技術を学ぶ。 |
•記録と報告 •看護過程の展開の意義、構成要素 •事例演習 |
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基礎看護学Ⅳ 1単位(30) 安全•安楽を整えるための援助 |
1年 | •環境が人の健康生活に影響を及ぼすことを理解し、療養環境調整の必要性と調整方法を学ぶ。 •病床でのベッドメーキング、リネン交換の技術を習得する。 •活動と休息の意義を理解し、援助の必要性と方法を学ぶ。 •体位交換、移動動作の技術を習得する。 •罨法など様々な方法による苦痛の緩和•安楽への援助を学ぶ。 |
•環境の意義 •環境調整技術 •活動と休息の意義 •移動と体位変換の援助技術 |
||
基礎看護学Ⅴ 1単位(30) 生活を整える ための援助援助① |
1年 | •食べることの意義を理解し、援助の方法を学ぶ。 •排泄の意義を理解し、援助の方法について学ぶ。 •床上排泄の援助技術、グリセリン浣腸技術を習得する。 •排泄の異常と援助の方法を学ぶ。 |
•食事の意義 •食事援助技術 •排泄の意義 •排泄援助技術 •浣腸 導尿 |
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基礎看護学Ⅵ 1単位(30) 生活を整えるための援助② |
1年 | •衣生活の意義と目的を理解し、臥床患者の寝衣交換の技術を修得する。 •清潔の意義および身体への影響を理解し、援助方法を学ぶ。 •臥床患者の全身清拭、足浴、ケリーパッドを用いた洗髪技術を習得する。 |
•衣生活の意義 •衣生活調整技術 •清潔の意義 •清潔援助技術 |
||
基礎看護学Ⅶ 1単位(15) 生命を維持する ための援助 |
1年 | •呼吸循環を整える技術として、吸入の意義と方法を学ぶ。 •呼吸循環を整える技術として、吸引の意義と方法を学ぶ。 |
•吸入 •吸引 |
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基礎看護学Ⅷ 1単位(30) 診療に伴う援助① |
1年 | •与薬の意義•種類を理解し、看護師の役割を学ぶ。 •正しく安全な与薬の基本技術を習得する。 |
•与薬の意義と種類 •輸血 |
||
基礎看護学Ⅸ 1単位(15) 診療に伴う援助② |
1年 | •診療の過程及び対象を理解し、看護師の役割を学ぶ。 •検査の意義を理解し、看護師の役割を学ぶ。 •侵襲的処置として穿刺•洗浄における看護を学ぶ。 |
•診察 •検査と処置 •穿刺 洗浄 |
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看護研究 2単位(45) |
3年 | •看護研究の意義と過程を理解し、取り組むことができる。 •ケースレポートの意義と過程を理解し、論文としてまとめ発表できる。 |
•看護研究の意義と実際 •ケースレポート |
||
専 門 分 野 |
地 域 • 在 宅 看 護 論 |
地域•在宅看護概論Ⅰ 1単位(15) |
1年 | •地域•在宅看護に関する概念を学ぶ。 •地域•在宅における看護の場とその特徴を理解する。 •地域包括ケアシステムの概念を理解する。 •地域における社会資源を理解する。 |
•地域看護と在宅看護の概念 •地域•在宅における看護活動の場 •地域の人々の健康と保健活動 •地域の社会資源 |
地域•在宅看護 概論Ⅱ1単位(15) |
2年 | •地域の保健医療福祉の施策を理解する。 •地域•在宅看護をとりまく法律と制度を理解する。 •家族への看護の重要性を学ぶ。 •産業看護や学校看護から地域における看護活動を理解する。 •地域包括ケアにおける在宅看護の機能と役割を学ぶ。 |
•地域•在宅看護をとりまく法律と制度 •家族看護 •産業看護と学校看護 •多職種連携 •地域•在宅看護を支える理論 |
||
地域•在宅看護方法論Ⅰ 1単位(30) |
2年 | •地域•在宅における看護活動の実際を知る。 •在宅特有の日常生活援助について具体的知識•技術を学ぶ。 •在宅看護での医療的援助について知識•技術を学ぶ |
•生活援助の実際(食事•排泄•清潔•移動など) •訪問看護の特徴と技術 •医療的ケア |
||
地域•在宅看護方法論Ⅱ 1単位(30) |
2年 | •あらゆるライフステージの領域別特徴を理解し、地域•在宅看護に必要な看護の機能と役割を学ぶ。 •健康レベルに応じた地域•在宅看護の方法を理解する。 •難病患者の就労支援について理解する。 |
•在宅看護における安全と危機管理 •訪問看護•訪問リハビリ•訪問診療 •回復期とターミナル期の在宅看護 •在宅での看取り •特定看護師の役割 |
||
地域•在宅看護方法論Ⅲ 1単位(15) |
2年 | •1週間のケアプランを作成することで介護保険制度のしくみや在宅看護の役割を理解する。 |
•ケアプラン •地域資源の活用と連携 |
||
地域•在宅看護方法論Ⅳ 1単位(15) |
3年 | •医療と福祉と産業の連携 •多職種連携 •地域活性活動と住民の健康 |
•コミュニティナース •地域連携の演習 |
||
成 人 看 護 学 |
成人看護学概論 1単位(30) |
1年 | •成人期にある対象の特徴を理解し看護の役割について理解する。 •成人期を取り巻く社会•生活•医療環境を理解し、保健医療福祉における動向と課題を学ぶ。 •成人期における健康を保持•増進するための看護を理解する。 |
•社会動向と対象の理解 •成人期の特徴 •生活習慣病と健康日本21 •成人看護を支える理論 |
|
成人看護学方法論Ⅰ 1単位(30) |
1年 | •その人らしい日常生活再構築に向けた看護方法について学ぶ。 •感染により障害を受けた対象の看護の方法について学ぶ。 |
•生活行動が障害された対象の看護 •身体の一部を喪失した対象の看護 •感染により障害を受けた対象の看護 |
||
成人看護学方法論Ⅱ 1単位(30) |
2年 | •慢性期にある対象を理解し、病との共存を支える看護の方法について学ぶ。 •終末期における対象を理解し、人生の最期の時を支える看護方法について学ぶ。 |
•治療困難な対象•ターミナル期の看護 •慢性的な疾患をコントロールしながら生活する対象の看護 |
||
成人看護学方法論Ⅲ 1単位(30) |
2年 | •健康状態が急激に変化し、生命の危機状態にある対象の特徴を理解し回復を促す看護方法について学ぶ。 •周手術期における対象を理解し、手術による侵襲とその修復過程における看護の方法について学ぶ。 |
•手術を受ける対象の看護 •生命の危機状況にある対象の看護 |
||
成人看護学方法論Ⅳ 1単位(15) |
2年 | •救命救急を要する病態を理解し、適正な看護方法について学ぶ。 •BLSの実際を学ぶ。 |
•救急看護 •BLS演習 •ME機器とその取扱い |
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成人看護学方法論Ⅴ 1単位(15) |
2年 | •健康障害を持つ成人期の対象とその家族に応じた看護を導き出すための看護過程の展開ができる。 •臨床判断能力を養う。 |
•看護過程の展開 •臨床判断演習 |
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専 門 分 野 |
老 年 看 護 学 |
老年看護学概論 1単位(30) |
1年 | •高齢者の加齢に伴う身体の変化を理解し、豊かな高齢者観を培う。 •老年期にある対象の身体的•精神的•社会的変化を知り老年看護の役割がわかる。 •高齢者をとりまく社会構造の変化や保健•医療•福祉の動向が分かり社会的問題を理解する。 •高齢社会の人権と倫理問題について理解を深める。 |
•高齢者看護の歴史と現状 •高齢者の特徴と健康障害 •高齢者と社会保障 •保健医療福祉の連携 •高齢者における権利擁護 •高齢者疑似体験 |
老年看護学方法論Ⅰ 1単位(30) |
1年 | •高齢者の日常生活を支える基本的援助がわかる。 •高齢者の健康段階に応じた看護の特徴と方法がわかる。 |
•日常生活援助 •高齢者のヘルスプロモーション |
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老年看護学方法論Ⅱ 1単位(30) |
2年 | •高齢者によくみられる疾患や症状について理解する。 •高齢者看護の基本的対応を理解し、検査•治療を受ける高齢者への対応を学ぶ。 |
•高齢者の主な疾患と特徴 •主要疾患の検査と治療 |
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老年看護学方法論Ⅲ 1単位(15) |
2年 | •既習の知識を活用し、高齢者の特徴をふまえた個別的な看護方法の導き出し方がわかる。 •健康障害を持った高齢者の事例を通し、対象とその家族に 応じた看護方法を導き出すための看護過程の展開ができる。 |
•看護過程の展開 |
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小 児 看 護 学 |
小児看護学概論 1単位(30) |
2年 | •子どもを取り巻く環境と小児看護の対象•目的•看護の役割について学ぶ。 •子どもの成長•発達過程を理解し、成長•発達を促すための援助方法について学ぶ。 |
•小児の成長と発達 •小児をめぐる社会の変化と保健の動向 •遊びと教育 •子どもの権利 |
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小児看護学方法論Ⅰ 1単位(30) |
2年 | •小児期にみられる主な健康障害について学ぶ。 |
•小児の疾患と治療 •小児の健康障害 •新生児の疾患と治療 |
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小児看護学方法論Ⅱ 1単位(30) |
2年 | •小児の成長•発達の過程で生じる健康障害と健康回復のための援助を学ぶ。 •発達段階に適応した療養生活•家族への援助•小児看護に必要な知識と技術を学ぶ。 |
•発達段階に応じた看護 •健康段階に応じた看護 •検査、治療を受ける子どもの看護 •子どもの救急蘇生 |
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小児看護学方法論Ⅲ 1単位(15) |
2年 | •健康障害のある小児の事例を通し、小児の特徴をふまえた看護の方法と導き出すための看護過程の展開ができる。 |
•看護過程の展開 |
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母 性 看 護 学 |
母性看護学概論 1単位(30) |
1年 | •母性看護の基盤となる概念を理解する。 •母性看護の統計指標から変遷を知り、組織や法律を母子保健施策の観点より母性看護の現状を理解する。 •女性のライフサイクルにおける身体的特徴と心理社会的特徴を理解し、看護について理解できる。 •倫理的問題及び意思決定支援を理解する。 |
•セクシャリティ •リプロダクティブ•ヘルス/ライツ •母性看護の現状と動向 •母性看護における倫理 •思春期、成熟期、更年期の特徴と看護 |
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母性看護学方法論Ⅰ 1単位(30) |
2年 | •女性生殖器の解剖と生理、主な疾患を学び、診断•検査•治療について理解する。 •妊娠•分娩•産褥の正常と異常を学び、治療を理解する。 |
•生殖器の構造と機能•疾患 •周産期の異常な経過 •新生児の異常 |
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母性看護学方法論Ⅱ 1単位(30) |
2年 | •妊産褥婦の身体•心理•社会的変化及び妊産褥婦とその家族への支援が理解できる。 •新生児の生理及び看護について理解できる。 |
•周産期の身体的特徴と心理•社会的特徴 •新生児の特徴と看護 •帝王切開術の看護 |
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母性看護学方法論Ⅲ 1単位(15) |
2年 | •母性看護における対象把握と看護上の問題の明確化ができる。 |
•周産期の看護過程の展開 |
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専 門 分 野 |
精 神 看 護 学 |
精神看護学概論 1単位(30) |
2年 | •精神障害とはなにか、精神障害者とはどのような人々か、その基本を理解する。 •現代社会における精神保健•看護ニーズの背景を知る。 •精神障害者の治療の歴史や法制度を学ぶ。 |
•危機介入とストレス理論 •精神の健康と障害 •精神保健の動向 •精神看護学における倫理 •精神看護の歴史 |
精神看護学方法論Ⅰ 1単位(30) |
2年 | •主な精神疾患と精神科的治療に対する理解を深める。 •SSTの理論と実際について学習する。 |
•精神疾患の病態と治療 •薬物療法 •SSTの実際 |
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精神看護学方法論Ⅱ 1単位(30) |
2年 | •精神障害における主な疾患•症状•問題の特徴及び治療法 •精神障害者の疾患や検査•看護について学習する。 •看護師のメンタルヘルスについて理解する。 •対象を理解し、プロセスレコードを使って患者-看護師関係をアセスメントする意味と方法を学ぶ。 |
•精神看護の場 •ケアの原則、ケアの前提 •カウンセリング技法 •感情労働 •プロセスレコード |
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精神看護学方法論Ⅲ 1単位(15) |
2年 | •統合失調症の急性期の事例について情報収集とアセスメントの方法を学ぶ。 •看護計画の立案を通して対象の個別性を理解し、精神看護に |
•看護過程の展開 |
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看 護 の 統 合 と 実 践 |
実践看護学特論 1単位(30) |
2年 | •看護管理の基礎が理解できる。 •看護サービスのマネジメントが理解できる。 •看護師のキャリア形成を考えることができる。 •国際社会における広い視野に基づいた看護活動について学ぶ。 •異文化を理解し看護活動を考えることができる。 •災害時に、人々の健康と生活を守るための支援ができる知識、技術を学ぶ。 |
•看護実践能力•災害サイクルと健康問題 •看護管理 •看護サービスマネジメント •国際看護 •国際看護ネットワーク •災害看護 |
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実践看護学方法論Ⅰ 1単位(30) |
1年 | •看護行為の構造が理解できる。 •看護行為を科学的根拠を持ち実施できる。 •臨床判断の基礎を学ぶ① •キャリア学習と自己学習能力の基礎① |
•看護行為とは •臨床判断の基礎 •キャリアとは •自己決定型学習とは |
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実践看護学方法論Ⅱ 1単位(30) |
2年 | •健康障害と発達段階に応じた看護行為が実施できる。 •自己決定型学習の実践ができる。② •臨床判断ができる基礎を学ぶ② •医療•看護行為の安全が構造的に検証できる。 |
•健康レベル別•発達段階別の看護行為 •キャリア学習と自己主導学習能力の実践 •臨床判断のリフレクション •KYT |
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実践看護学方法論Ⅲ 1単位(30) |
3年 | •対象に応じた看護行為をマネジメントを考えたうえで実施する。 •臨床判断ができる基礎を学ぶ③ •自己の看護観を表現できる。③ |
•状況に合わせた看護行為 •臨床判断の発展 •キャリアの発展 |
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臨 地 実 習 |
1単位 30時間 |
地域•在宅看護論実習Ⅰ (地域における環境と生活を理解する実習) |
1年 | •地域で暮らす人の多様な生活を理解する。 •生活を支える環境を理解する。 •生活や環境が健康に与える影響について理解する。 •人がその地域で生活することの意義を考えることができる。 |
•大和郡山市の概要や町の環境探索から学ぶ •地域での活動参加者インタビューからまとめる |
1単位 45時間 |
基礎看護学実習Ⅰ (対象理解) |
1年 | •対象を身体的•精神的•社会的な統合体として理解できる。 •対象者に関心を持ち関わることができる。 •コミュニケーションを通じて対象理解を深めることができる。 •看護ケアを通じて対象理解を深めることができる。 •看護の役割を理解する。 |
•各病院での看護の対象を理解する実習 |
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1単位 30時間 |
地域•在宅看護論実習Ⅱ (健康の保持増進• 疾病予防を学ぶ実習) |
2年 | •学校における児童生徒の保健管理と健康教育のしくみを理解する。 •労働者の健康の保持増進のしくみを理解する。 •地域住民の健康の保持増進のしくみを理解する。 •地域の様々な場での健康支援における看護師の役割を考えることができる。 |
•地域住民にむけた健康活動 •学校看護•産業看護•行政看護の実際 |
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2単位 90時間 |
基礎看護学実習Ⅱ (看護過程の展開) |
2年 | •対象を身体的•精神的•社会的存在の統合体として理解し、情報収集ができる。 •対象を人として尊重し、倫理的行動がとれる。 •情報を分析解釈し、看護上の問題点を見いだせる。 •問題解決に向けて看護過程の展開ができる。 •患者の反応に合わせて、日常生活援助が安全安楽に実践できる。 •実践した看護を振り返り、記録ができる。 •医療チームの一員として責任ある行動がとれる。 |
•看護の対象を全人的に理解し、看護過程を展開する基礎を学ぶ実習 |
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2単位 90時間 |
成人•老年看護学実習 (病院で治療を受け 回復過程にある対象の看護を学ぶ実習) |
2年 | •回復期や慢性期にある対象の健康障害、生活過程、治療背景の特徴が理解できる。 •治療•検査が生体に及ぼす影響を考えて援助できる。 •対象のADL拡大やセルフケア確立を阻害する看護上の問題に対して看護が展開できる。 •対象の生活過程や治療背景を考慮した日常生活援助ができる。 •対象に関わる多職種との連携の実際を体験し、チーム医療の在り方について述べることができる。 •看護実践を振り返ることで看護観を高め、自己の課題を明確にすることができる。 •対象の状態に応じた臨床判断力を高めることができる。 |
•病院で治療を受け、回復過程にある対象の看護を学ぶ実習 |
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2単位 90時間 |
成人看護学実習 (急性期にある対象の看護を学ぶ実習) |
3年 | •急激な変化の状態にある対象者を全人的に理解する。 •対象者のニーズを捉え、変化する心身を整え、危機的状況から回復に繋げることができる。 •対象者の生活背景に合わせた新たなセルフケア行動獲得のための支援ができる。 •急性増悪の生命危機状況にある対象と看護が理解できる。 •急激な変化状態にある対象と家族を支えるケアが理解できる。 •対象の状態に応じた臨床判断力を高めることができる。 |
•手術侵襲により急性期にある対象を全人的に理解し、危機的状況から回復への看護が展開できる能力を養う実習 |
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2単位 90時間 |
老年看護学実習 (退院支援を必要とする対象の看護を学ぶ実習) |
3年 | •対象の発達段階と健康障害の特徴を理解し、QOLを重視した看護展開ができる。 •対象とその家族に対し意思決定の支援ができる。 •地域包括ケアシステムにおいて、対象の生活背景を考慮したマネジメントの重要性が理解できる。 •退院支援として継続看護の重要性が理解できる。 •医療チームの一員として、多職種との連携を理解し行動できる。 •終末期における看護を理解し支援ができる。 •対象の状態に応じた臨床判断力を高めることができる。 |
•病院での治療を経て、他職種と連携しながら退院に向けた調整を必要とする対象の、継続看護を展開 するための基礎的な能力を養う実習 |
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2単位 90時間 |
地域•在宅看護論実習Ⅲ (地域の様々な場での生活を支える看護を 学ぶ実習) |
3年 | •高齢者を取り巻く施策と様々な施設の概要が理解できる。 •地域で生活する高齢者の身体的•精神的•社会的特徴が理解できる。 •高齢者に適した生活環境が理解できる。 •高齢者と家族の問題を知り、家族支援の必要性が理解できる。 •地域包括ケアシステムを理解し、社会資源の活用と連携を理解する。 |
•地域における対象の様々な生活の場を理解すると ともに、他職種と連携しながら対象を支えるための基礎的能力を養う実習 |
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臨 地 実 習 |
2単位 90時間 |
小児看護学実習 | 3年 | •健康な幼児の成長発達段階が理解できる。 •保育の基本を理解できる。 •小児の全体像が理解できる。 •健康障害のある小児の治療•処置•検査がどのようにされているのかを学ぶ。 •小児の安全を守るための援助ができる。 •健康障害が小児•家族に与える影響を理解し、小児•家族への保健指導の実際を学ぶ。 •小児看護における社会問題を知り、保健医療福祉活動と看護の連携を学ぶ。 •対象の状況に応じた臨床判断力を高めることができる。 •小児を個人として尊重し、その特性を理解し個別的な援助ができる。 |
•小児期にある対象の特徴を理解し、成長発達段階•健康段階に応じた看護実践ができる基礎的能力を 養う実習 |
2単位 90時間 |
母性看護学実習 | 3年 | •妊婦の特性を理解し、正常に妊娠を継続させるための看護が理解できる。 •産婦の特性を理解し、安全安楽な出産への援助が理解できる。 •褥婦の特性を理解し、全身及び生殖器の回復•母乳育児•母親役割取得への援助が理解できる。 •新生児の生理的特徴を理解し、胎外生活適応への援助ができる。 •異常新生児の看護が理解できる。 |
•妊産褥婦及び新生児の特性を理解し、看護を実践する能力を養う実習 |
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2単位 90時間 |
精神看護学実習 | 3年 | •精神障害を持つ対象を尊重しながら関り、ケアリング関係を築くことができる。 •精神障害を持つ人の病態•症状•治療および治療における看護の役割が理解できる。 •セルフケアの視点で対象をとらえ、個に応じた自立への援助ができる。 •精神医療チームにおける多職種連携が理解できる。 •地域で生活する精神障害者の生活を支えるための社会資源について理解できる。 •対象の状態に応じた臨床判断力を高めることができる。 |
•精神看護学の対象を理解し心の健康を保持•増進するための援助や精神に障害を持った患者及び 家族の看護に必要な知識•技術態度を学ぶ実習 |
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2単位 90時間 |
地域•在宅看護論実習Ⅳ (在宅療養する人を支える看護を学ぶ実習) |
3年 | •地域住民に対する行政機関の支援体制が理解できる。 •在宅療養を支えるサービスを理解できる。 •在宅療養者とその家族の特性に合わせた看護の展開ができる。 •在宅療養環境や施設介護環境の多様性が理解できる。 •地域包括ケアシステムにおける多職種連携が理解できる。 |
•地域における保健•医療•福祉活動の実践と、そこで生活する人々の実態を通して、地域で 看護の果たすべき役割について学ぶ実習 |
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2単位 90時間 |
看護統合実習 | 3年 | •あらゆる状況にある対象の看護行為が実施できる。 •チーム医療の一員として他者と協働して対象の健康回復に向かう援助ができる。 •看護サービスマネジメントを理解し、チームの一員としての役割と責任を理解し行動できる。 •看護の場の状況に応じた臨床判断能力を高めることができる。 •看護に対する視野を広げ、看護観を高めることができる。 |
•既習の知識•技術•態度を統合した看護行為の実施により、看護実践能力の基礎を養う看護サービスマネジメントを理解し問題解決に向かう思考を養う実習 |
田北看護専門学校は、より質の高い看護教育を目指して平成17年度から学校活動全般について改善を行うための「学校評価」を取り入れています。学校評価は「学校運営評価」と「授業評価」と「学生満足度調査」の3種類に、2019年からは「学校関係者評価」を加え、外部の意見を取り入れるよう毎年実施しています。
令和2年度~ | 2022年4月開始の新カリキュラムにむけた会議をし、運用が進んでいます。 学校関係者評価委員会を実施しました。 |
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平成31年度~ | カリキュラム改正に向けた会議を継続しています。今年度から外部の意見を取り入れるために学校関係者評価を取り入れました。 |
平成30年度~ | カリキュラム改正に向けて「看護実践能力」育成のための教育課程をマップ化して整理しています。キャリア教育・自己決定型学習を3年間の研修で組み入れました。 |
平成28年度~ | 臨地実習評価に「パフォーマンス評価・ルーブリック評価」を導入しました。 田北会のTQM活動に参加し、地域交流も行いました。 |
平成27年度~ | 「看護実践能力の育成」の学習会を立ち上げました。 講師を招き、「臨床との学習会」を始めました。 |
平成25年度~ | 「看護教員の質向上について」の学習会を開始しました。 |
平成23年度~ | 学生に対する学校満足度調査を開始し、結果の公開を始めました。 |
平成19年度~ | 授業評価を開始しました。 |
平成17年度~ | 学校運営評価を開始しました。 |
平成16年 | 厚生労働省から「看護教育自己評価指針」が示されました。 学校評価に関する学習会を教員全員参加で立ち上げました。 |
平成14年 | 専修学校において自己点検・自己評価を行うことが努力義務化されました。 「看護実践能力」の獲得をレベルⅠ・Ⅱ・Ⅲとして学生に示し周知しました。 |
本校の教育目的である「社会に貢献できる看護師の育成」のためには、学校がより機能的に運営され、教育の質が維持・向上しなければなりません。その過程で本校独自の「学校運営評価」の指針を作成しました。
包括的な視点で「教育理念・教育目的」「教育目標」「教育課程経営」「教授・学習・評価過程」や「経営・管理過程」「入学」「卒業・就業・進学」「地域社会・国際交流」等の大項目を設定し、全34項目を評価しています。
評価は年1回、全教員が4段階評価 【4:そう思う 3:やや思う 2:あまり思わない 1:まったく思わない】で行い、平均した結果を評価点としています。
評価領域 | 評価内容 | 結果 |
---|---|---|
教育理念・教育目的 | 教育理念、教育目的 | 3.5 |
教育目標 | 教育目標 | 3.5 |
教育課程経営 | 教育課程編成、教育課程評価、教員の教育・研究活動、学生の看護実践体験の保障 | 3.5 |
教授・学習・評価過程 | 授業の展開過程、目標の評価とフィードバック、学習への動機づけと支援、学生への支援 | 3.7 |
経営・管理過程 | 組織体制、業務、会議、学籍管理、施設・設備、教材、健康管理、学校経営、将来構想、自己点検・評価体制、情報公開 | 3.5 |
入学 | 入学状況 | 3.3 |
卒業・就業・進学 | 卒業・就業・進学状況 | 3.6 |
地域社会・国際交流 | 地域社会・国際交流 | 2.7 |
<目的>
「専修学校における評価ガイドライン」にそって外部評価を行い、学校運営及び教育活動の改善・向上を行う。
<委員会開催>
ここ数年は新型コロナ感染症のため安全に配慮し、資料を郵送して意見を頂く形式にしている。
委員の方からのご意見では、
<委員>
・後援会会長
医療法人興生会 吉本整形外科・外科病院
理事長 吉本雅俊 様
・実習病院看護管理者
独立行政法人 地域医療機能推進機構
看護部長 久門容子 様
・実習施設管理者
社会福祉法人協同福祉会 養護老人ホーム かんざん園
園長 茶谷公嘉 様
・非常勤講師 浅岡雅子 様
・田北病院事務局長 岩田哲男 様
・卒業生 花川正雄 様
看護教育の充実には、教育内容の精選と教育方法の改善が不可欠です。そのため、「授業評価」として、「コミュニケーション能力」「動機づけ能力」「レディネスのアセスメント能力」「柔軟な対応能力」「学生のやる気」「教材」「環境」「デザイン」に関する20項目を評価しています。
教育課程の改善や学生生活を充実・向上させることを目的とし、年1回年度末に全学生を対象として調査を実施しています。
4. そう思う 3. やや思う 2. あまり思わない 1. 全く思わない
調査項目 | 内容 | 評価 | |
---|---|---|---|
教育理念・教育目的 | 学校の理念を知っている | 2.8 | |
教育目標 | 教育目標を知っている | 2.7 | |
教育課程経営 | 教育課程編成科目・単元構成 | 段階的に学びやすいカリキュラムになっている | 3.0 |
学校行事に満足している | 3.0 | ||
教育課程評価の体系 | 時代に合った教育内容である | 3.0 | |
学年目標を意識して教育を受けている | 3.0 | ||
各授業の単位認定の判定は納得できる | 3.2 | ||
教員の教育・研究活動 | 専門性のある授業内容である | 3.3 | |
教員はよく勉強し学生に伝えている | 3.3 | ||
わかりやすく教えるために日々努力している教員が多い | 3.2 | ||
学生の看護実践体験の保障 | 臨地実習施設は、実習目標・学習内容に見合った施設である | 3.1 | |
実習施設は学習しやすい環境に整っている | 3.0 | ||
実習施設には更衣室やカンファレンス室等の設備や備品が整っている | 2.9 | ||
実習施設は指導体制を整えている | 2.9 | ||
教員と実習場所の看護師(指導者)の連携が取れている | 2.9 | ||
教員の実習指導に満足している | 3.2 | ||
看護師(指導者)の実習指導に満足している | 3.1 | ||
教授・学習・評価過程 | 授業の展開過程 | 教え方に工夫をしている外部講師が多い | 3.0 |
教え方に工夫をしている教員が多い | 3.3 | ||
学生の意見を聞き、授業を改善している外部講師が多い | 3.1 | ||
学生の意見を聞き、授業を改善している教員が多い | 3.2 | ||
授業がわかりやすい | 3.1 | ||
目標達成の評価とフィードバック | 評価の仕方や基準について、事前に示されている | 3.2 | |
学習の評価については納得できる | 3.1 | ||
学習への動機付けと支援 | 学生便覧や学習の手引きは学習の参考になる | 3.1 | |
学生への支援 | 教職員は学生を認めている | 3.2 | |
教職員はどの学生に対しても公平である | 2.9 | ||
教職員は学生のプライバシーの保護に努めている | 3.3 | ||
教職員は学生の人権侵害やそれに伴う学習阻害にかかわる問題が発生したときは、適切な対応をしている | 3.0 | ||
経営・管理過程 | 施設・設備管理 | 教室・実習室・更衣室等は、授業や生活がしやすいように整備されている | 3.0 |
図書室は活用しやすく整備されている | 3.3 | ||
情報処理室は活用しやすく整備されている | 3.3 | ||
教材管理 | 各教科の備品や教材教具が活用されている | 3.1 | |
実習室の物品等がそろっている | 3.1 | ||
学生支援 | 学校は、奨学金制度についての情報を知らせている | 3.3 | |
緊急時の対応について知らされている | 3.2 | ||
健康管理 | 健康管理に対する体制が整っている | 3.2 | |
情報公開 | 教育活動に必要な情報について学生や保護者への周知に努めている | 3.2 | |
卒業・就業・進学 | 学校は就職や進学についての情報を知らせている | 3.3 | |
将来の進路や生き方について考える機会を与えている | 3.2 | ||
国家試験に関する情報を知らせている | 3.4 | ||
国家試験対策が計画的に実施されている | 3.3 | ||
地域社会・国際交流 | 保護者や地域の人々や他校と交流する機会を与えている | 2.9 | |
その他 | この学校で学べて良かったと思う | 3.3 |
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